レディースショップおのやでDIGGってみた

DIGG

Sep 14

Written By AIR FUJI

今や音楽も洋服も指先１つ、ワンクリックの時代。でも、たまには部屋から飛び出して、自分の手でそれを発見した（＝DIGGった）時の興奮を味わってみませんか？

老舗店が今もなお多く営まれている吉原商店街で、きょうびのカルチャーを楽しむ若者たちがDIGGった『オタカラ』を紹介します。過去も未来も、『今』をとおしてつながっていく感覚を刮目せよ！

DIGG先店舗：レディースショップおのや

シンプルなカジュアル着からエスプリが効いた品のあるオシャレ着まで、日常を彩る婦人服を販売。吉原商店街にある本店以外にも沼津店、富士宮店を展開している。

住所：静岡県富士市吉原2丁目8-24（Google Map）

DIGGセレクターその1：青木創一朗

：：プロフィール：：ファッションに目覚めたのは、早ければ高校生、遅ければ大学生。おかんにUNIQLOで袴パンツを買って貰ったからか、従姉妹のお姉ちゃんに勧められた雑誌、ＣＨＯＫＩＣＨＯＫＩを読んだからか、ファッションに対する姿勢が変わる。中学生時代のジャージ一辺倒から、古着好きにモデルチェンジ。コンビニのアルバイトで得たお金を全てスカジャンにつぎ込む。50'sのスーツのセットアップで大学の講義に出るなど、この時点でかなり異質な存在であったと思われる。大学卒業後は、社会人になってからもファッションに対する攻めの姿勢を崩す事なく、週末はBOOK OFF＋や2nd STREET、リサイクルショップを周りながらDIGする日々。
最近の趣味は、夜の吉原商店街をDIGした服を纏って散歩。こだわりとしては、男性向けのアイテムよりも女性向けのアイテムの方がデザイン性もあって素敵なものが多いということで、女性向けばかりDIGしている。
なので、女性物を身に着けていることが多く、怖い印象を与える事があるかもしれない。

ただ、案外普通の人なので、皆さん仲良くして欲しい。

**「何でもござれ」な万能選手その１**
スカーフは頭・首・腰・脚に巻く、キャップの内側に入れる、肩から掛ける、尻ポケットから垂らすなど、色んな使い方があるかも。こちらは春夏におすすめな優しい風合い。

**「何でもござれ」な万能選手その２**
秋冬やクラシカルに決めたい時におすすめな素材のスカーフ。あえてストリートスタイルな身につけ方もあり。

**吉原から原宿まで**
幾何学模様的なカットソーはストリートスタイルファッションにも合いそうです。

**シースルーと襟元を活かそう**
中に何を着るかで、かなり印象が変わってくると思います。個人的にはシャツやブラウスを入れて襟を出すと可愛い。襟出すだけでオシャレ度が爆上がりしますからね！

**花畑の中から上から全方位攻め**
中にタンクトップを着るか（大きめで裾を出してレイヤード感出すと良し）逆に上から何かを羽織ったりして、透け感を楽しんでほしいです。１枚だけで着るとキワドイかもしれませんが、カラダのラインに自信がある方はそれでも良いかも？！

**ノースリーブ部分で勝負**
中に柄物カットソーを着て、腕の部分で遊んでもらいたい。アームカバーとも好相性だと思います。手や腕周りを盛るだけでけっこう差がつくのでは。

**パンクにカジュアルダウン**
首周りのレースが印象的なので、デニム（ダメージが必須！）と合わせてカジュアルダウンするのはあり。髪型が決まってる人、多少奇抜な長髪だとなお良しでしょうか。さらに言うなら半分坊主で半分ロン毛みたいな極端な方でもハマりそう。

**番外編：おのやさんが組んでいたマネキン**
程よく肩の力が抜けていて、男性にも女性にも合いそうなスタイリングだと思ったので、シンプルな合わせとして参考にしたい。

DIGGセレクターその2：せんしろう

：：プロフィール：：富士宮市94年製の幼馴染4人で結成したinariというバンドのベーシスト。静岡の某オーディションでベストベーシスト賞二冠。1年前に吉原のライカビルでメンバー共同経営のバーを始める。人並みに流行りの音楽を聴いていた筈が中学生で母親の影響から70年代ハードロックにハマる。

小学生からの根っからのパソコン君が故か都会の文化レベルに憧れを持ち、当時流行った裏原ファッションに目覚めたのも中学生。静岡文芸大進学後、浜松の古着屋へ通い始める。所謂セレクトショップ的なのはイケすかなく毛嫌いしていたため薄利多売至上主義の古着屋DIGの日々が始まる。無職借金まみれの癖にスラックスにシャツネクタイのスタイルで過ごすチグハグ感の快感を覚える。

ライブの衣装はボーカルに買わされたそこそこ高い服を着させられている。暑い。